make a surprise attack




吸い込まれるように・・・そんな表現がピッタリ来る。
読み掛けの本を開いて、カカシの帰りを待っているつもりだったけど、ベットに入ったのが失敗。
あまりの瞼の重さに少しの間、閉じる位は大丈夫だろうと、瞑ったが最後。
意識を保てず、そのまま眠りについてしまった。


ふと意識が戻って目を開けると、部屋は真っ暗、私は誰かの腕の中。
だけど、慌てて相手の顔を確認するまでもない。
この気配と感触は全身が知ってる。
ゆっくりと見上げてみれば、スヤスヤと仰向けで眠るカカシの顔。


カカシは一体何時、帰って来たんだろう?


一気に深い所まで落ちたらしく、カカシが帰って来た事も、
ベットに潜り込んで来た事にも全く気が付かなかった。
これが敵忍なら、目覚める事なくあの世行き?
カカシとのエッチで逝くのは好きだけど、あの世はまだ勘弁ね。

でも修行した方がいいかな?
いえ、いえ、カカシだから気が付かなかったんです。
もう、そこに在るのが当たり前の気配だから。
そういう事にしておきましょう。
だって、寝てる自分をどうやって鍛えるのよ。





それにしても、カカシさ〜ん。





・・・・・・。






なんで裸なの?




カカシの肌からほのかに石鹸の香りがするから、お風呂に入ってそのまま寝ちゃったのかな?
予期せぬ露出は、嬉しいけど、ドキドキするんですが・・・。
まさか、下も穿いて無いなんて事はないよね?


布団をそっと捲ってみるけど、暗くて何にも見えなくて。
視覚が使えないなら、触覚でと、布団の中に潜り込んだ手でカカシの体に触れると、
綿の肌触りの下にむにゃっとした柔らかい感触。

ええと・・・私は何処に手を置いてしまったのでしょうか・・・。
で、でも、やわらかくて、きもちいい〜んだよね。
あの時は大きくて、硬いのが好きだけど、この何でもない平常時のアレもかわゆい。
自分には無いモノだからかね。
だから余計にかわいいのかな。
モチロン、カカシ限定だけど。





このむにゅっとした、ふにゃっとした感触がなんとも言えず、口に含みたい衝動に駆られる。
寝ているカカシをチラっと見て、は布団の中に滑り込んだ。
多少の息苦しさは感じるけれど、流石に布団を捲り上げて悪戯するのは恥ずかしい。
指先で突っ突くと、弾力がある中にも身が詰まった様な感触が伝わった。
静かにカカシの下着を脱がして、足の間に入り込み、アレを指で持ち上げる。
変化していないソレはが指を離すと、ぺたんと元の位置に戻った。

長く伸びた二本の樹木。
その根元に生える味覚の王者は、最高級品。
あまり陽の当たる林ではないにも関わらず、見事な成長を遂げた山の幸を再び手に取った。

軸の真ん中を指で掴んで、前後に振ってみる。
の指を支点にして、重いかさが反動を付けて揺れた。

今度は掌で包み込み柔らかさを楽しむと、下忍の頃にやった乳搾りの感覚が思い出される。
牛の乳よりも勿論太くて、先端が出っ張っているけど、指の動かし方はあれに近い。


―― う、う・・・だめ・・・食べてみたい。
    このやわらかさを口で感じたい・・・。
    そして口の中で転がしたい。


『いくら恋人でもソレはどうなのよ?』

の内の聖女が語りかけてくる。
カカシは寝てる。
寝てるからこそ、イケナイのだけれど・・・。

『でももう触っちゃったんだから、同じだよ。』

聖女が仮面を剥いで妖艶に微笑むと、は先端に祝福のキスをした。

唇で滅多に味わえない感触を楽しんで、舌を這わせる。
矛を空に向けて、下から舐め上げた。
剣に柄をつけた、刺し貫く為の武器。
これに幾度となく攻め入られ、我を忘れた。
まだ武器には成り得ないそれを、堪らず口に含む。
多少のやわらさを残すそれは、の口内で泳ぎ回り、舌で弾けば、右に左にと矛先を変える。
けれど、その柔軟さを味わえたのは此処まで。
段々と質量を増して、喉の奥に突き刺さる程までに膨れ上がった。


―― おっきくなっちゃった。


寝ていても大きくなるものなんだなぁと関心し、朝の生理現象を思い出して一人納得する。
掌で包んで上下に動かせば、閉じかけの傘から雨水が滴り始めた。


―― ここまできちゃうとな・・・。
    それにこれ以上続けると、私が我慢出来なくなりそうだし・・・。


カカシと同じく自分にも滴る感触を感じたは、
最後にもう一度口付けて、もぞもぞと布団から這い出た。
一呼吸つくと、痛いほど突き刺さる視線。


―― ヤバイ・・・。


その方向を恐る恐る見れば、寝ていた筈のカカシが自分の腕を枕にしてニッコリと微笑む。

「もう終わり?勿論最後まで責任取ってくれるんだよね?」
「え・・・あらま・・・起きちゃった?」
「ま〜ね、寝てたら勿体無いでしょーよ。」
「あ、でも、大きくなったから、おしまいなの。」
「それはどういう意味?」

意味有り気に笑ったカカシは、を自分の下に組み敷いた。

「大きくなっちゃったから、つまんない。だからおしまい。」
「なにヨ、ソレ・・・。」
「だって、なんでもない時のカカシのが食べてみたかったんだもん。」
「へ〜じゃ、俺も。」

カカシはの返事を待たずに唇を塞いだ。
自分の体に巻きつくの腕が、それの答え。
お互いの舌や粘膜の感触を味わって唇を離すと、二人を結ぶ糸がシャボン玉の様に弾けて切れた。

のキャミソールを脱がしたカカシは、桜色の飾りを口に含む。
軽く二つを味わった後、掌をスルスルと下に滑らせて、薄い布に覆われた部分を擦り上げた。

「・・・あん・・・。」
「あれ?もう濡れてる。」

状況報告のような、問いかけのような、そんな語尾でカカシは話すと小さな布を剥ぎ取った。
渓谷に沿って一番長い指を泳がせれば、壺から溢れた粘液が流れ込む。

「ほ〜ら、やっぱりビショビショ。」

丘の上にある宝を捜しに行った指は、小刻みな振動を与えながら宝石を掘り起こし、徐々に磨きをかけた。

「あん・・・ん、んっ・・・」

見つけた宝石を親指に嵌めて、カカシは中指を泉の中に沈める。
すぐに隣り合う指を呼び込むと、揃っての中を泳いだ。
ぴちゃぴちゃと水音を立て泳ぎ回る指を、の其処は無意識に縛りつける。

「どうしてこんななの?もしかして、俺のしゃぶって感じちゃった?」
「あぁ・・・あん・・・ちが・・・」
「へ〜違うの?じゃ、これな〜に?」

カカシは引き抜いた指をに見せ付けた。
指の間で透明な糸を引く粘液は、の体内から溢れ出たもの。

「そ・・・それは、カカシがエッチな事するから。」
「ふ〜ん。じゃ、濡れたからこれでおしまいね。」
「はい?」
「濡れちゃったから、つまんない。だからおしまい。」
「はあ???」
「だって、濡れてないが食べてみたかったんだもん。」

の口調を真似したカカシは、濡れて光る自分の指を舐めて笑みを浮かべた。

「・・・ひどい・・。生殺し・・・。」
「最初に言ったのはでしょーよ。それにね、俺のはまだ大きいよ。」
「う・・・・・。スル時は大きくていいの。」
「何をですかね〜。」
「・・・えっち。」
「大きいとつまらないんでしょ?」
「もう、ああ言えば、こう言う!」
が俺に勝てると思う?」
「もしかしたら・・・」

は身を翻して、カカシの上に跨った。

「勝てるかも・・・。」

左手でカカシの肩を押さえ付け、頬に右手を添えながら、言葉と同時に唇を落とした。

濡れた溝に熱い塊を挟み込んで腰を揺らす。
カカシの熱さと硬さを花弁全体で感じた壺からは、止め処なく蜜が溢れてヌメリを増した。

「ん・・・ふぁ・・・ん・・・」

敏感な芽が擦れると、体に電流が走る。

「あっ、あぁぁん、あ・・・。」


―― あ・・・気持ちいい・・・。
    このままじゃイっちゃう・・・。


は腰を浮かして、泥濘の海と化した其処にカカシのイカリを沈めた。

「は・・・あ・・・ん・・・。」

深く沈んだ所でカカシは腰を突き上げる。

「きゃ、あん、あっ・・・。」

タイミングに合わせて腰を揺らせば、耳に届く波の音。
の体内で直立するカカシの雄が深い所を挿して、快感が頭の天辺まで突き抜ける。

腰を押さえつけられて、根元まで差し込まれて。
カカシの手がの腰を持って円を描くように動かすと、内壁と入り口が擦れて体が震えた。

「あれ?つまんない筈だけどねぇ。のナカ、喜んでるよ?」
「もう・・・カカシの意地悪・・・大きいのも大好き・・・。」

はカカシに体を重ねて、軽く口付けた。
その間も引き抜いては沈めるカカシの碇。

「はぁん!!やっぱり・・・だめ・・カカシには勝てないよ・・・。」
「あらら・・・もう降参?」
「う・・・ん・・・降参・・・気持ち良すぎて、先にイっちゃいそう。きゃあぁん、あっ・・・。」
「逝かせてあげようか?」
「思いっきり・・・イかせて・・・。」
「仰せのままに。」

カカシは繋がったまま体制を入れ替えて、を攻め立てた。
何度も弓を引き、矢を放つ。
この男の射法は千差万別、予測不可能。
射抜かれたら最後、後は堕ちるだけ・・・。

「カカシ、んッ、あ、そこ・・・イイ・・・。」

最奥をズンズンと貫かれ、内側から快感が体中に広がる。

「ここ好きだよね〜。その顔、堪んない。」

の喘ぎ悶える様を楽しみながら、カカシは激しい抽送を繰り返した。

堕ちては昇り、又堕ちる。
吐き出しても尚、攻め続けるカカシに、幾度となくの其処は痙攣を起こす。

二人同時に昇りつめ、最高の快楽を手にした後、は意識を手放した。
消え行く間際、自分の名前を呼ぶカカシの声が聞こえたような気がした。

・・・。
 あらら・・・本当に思いっきり逝っちゃったねぇ・・。」

カカシはをそっと包み込んで、額に口付ける。


―― 今度たっぷり、お返ししてあげるからね。
    楽しみにしててよ。 
    
    俺、口も上手いから。



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チャットで盛り上がって出来たお話です。
カカチンスキーさんへ愛を込めてv
そしてチャットでお話した皆様に捧げます。
お好きなように料理して下さいね。
(こんなのしか出来なくてごめんね〜エロギャグは難しい;修行します。)

かえで より